絵を描くのも人生と一緒で計画通りにはいきません。

良く、「この絵を描くのにどれぐらい時間がかかるのですか?」

というご質問をいただき、答えるのに困ってしまう。

全然計画的ではないので、その時によってまちまちなのですが、

つまり、10枚ぐらい並行して制作しています。

一作描いて飽きてきたら、違うものを描いたり、

また、同じ絵具を一気に数作に塗ったりすることもあります。

それから、同じ絵をずっと描いていると、だんだんのめり込んで、冷静な判断ができなくなる。

そういう場合はちょっと離れてみる。

全然上手くいかないと一年、または数年ぐらいほっとく作品もあります。

それで、答えが出るものもあるし、ずっと御蔵入りということもあります。

仕事場風景

「考えて、考えて、考え抜いて、もうこれならどこからでも書ける、というところまでちゃんとやったうえで、

いったんそれを脇に置いて、スーッと書きはじめる。」  ー井上ひさし

私の場合、"書く"を"描く"に置き換えても同じです。



先日紹介しました、ショパンコンクール優勝者のSeong Jin Choさん、

あれからちょっと追っかけてますが、驚くべき才能です。

国際コンクール総なめです。

チャイコフスキーのピアノコンチェルト。聴衆の熱狂が伝わってきます。



これはモーツァルトです。この時17歳ですわ。

この人はなんでも弾けちゃうんですよ!