ある冬の思い出

冬になるといつも風邪やら咳で体調を崩すことが多い私です。

今でこそイタリアの医療体制に組み込まれて生活していますが、

昔、フィレンツェにいたときは医者にかかるのにもひと苦労でした。

教会 の慈善活動で無料で移民のため診察をしているところがあります。

フィレンツェのサン・ロレンツォ教会↓といえばメディチ家菩提寺で有名ですが


そこに、ある日どうしても治らなくて具合悪かったですけど、ふらふらと行きました。

普段は観光客で一杯の所なんですけど、冬の夕方で誰もいませんでした。

広い教会の中のわかりにくい場所で、ようやく見つけて入っていくと、アフリカ系の人達が並んで待っていました。

日本人だからお金払って医者に行けばいいだろう、みたいなことを言われたんですが、診てくれました。

優しそうなおじいさんの先生で薬もくれました。他の人もみんな薬を貰ってました。

そうそう、あの有名なサンタ・マリア・デル・フィオーレ、

花の大聖堂にもお医者さんがいるときがあって、そこにも行きましたっけ。↓


あんなところで診察してもらった日本人って私ぐらいだったりして。(笑)

ありがとうございました。

例えば、滞在許可証を持っていない人、つまり不法滞在者にも同様に支援は行われます。

社会からこぼれた人達を支えること。そういう意味ではキリスト教は先駆を切ってます。


クラシックでクリスマスの音楽はあるのですが、新年向けの ものってあまりないんですよね。

1月1日をお祝いする習慣は近代になってからのことじゃないかと推測してます。

あえて、これかな? ヘンデルメサイアより「ハレルヤ」

hallelujah! ほめ讃えよ!