ヴェネチアの謝肉祭

イタリアではクリスマスからイースター(復活祭)へと続く流れのなかで

カーニバル(謝肉祭)という行事があります。もともとカトリックの行事です。

今は全世界に伝わって、特にリオのカーニバルが有名ですね。

詳しい教義上のことは良く知らないのですが、この期間(約一ヶ月ぐらい、最終日は火曜日で今年は2月9日です)はどんちゃん騒ぎをやって肉や酒を喰らっても許される?ということになってます。

その後、復活祭までおとなしく敬虔に過ごす?んだそうです。

うちの村でもやっぱり山車を作って若者が引いて、他の村々と競うのです。


内部が金キラ金のヴェネチアの聖マルコ寺院



私がやっぱり一番芸術的で素晴らしいと思うのは、ヴェネチアのカーニバルです。その時期に訪れた事がありますが、普通の市民が仮装して歩いています。↓



ヴェネチアという街には一種独特の雰囲気があります。

東西貿易によってもたらされた巨万の富で築かれた街は、ビザンチンとゴシック芸術が見事に融合し運河に抱かれ、類い稀な美しさを今も保っています。

権力の象徴というべき壮麗なドゥカーレ宮殿は、二度と戻ってこられないということで名付けられた"溜め息橋"を渡って、政治犯が幽閉された地下牢とつながっている。

栄華を極めつくした後には頽廃が待っているのは歴史の理。しかしヴェネチアのそれは重厚な芸術によって飾られているのです。




ルイヴィトンのCMですが。。


デビッド・ボウイの存在感が半端でない。

こんなキッチュなものでさえ、芸術へと昇華してしまうヴェネチアの底力。